整理収納ビフォーアフターで見えた、本当の原因
引っ越しをして、
段ボールも片付いて、
一度は「整った」はずなのに。
なぜか、
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どこに何を置けばいいか迷う
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片付けてもすぐ疲れる
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落ち着かない感覚が続く
そんなふうに感じていませんか?
実はこれ、
片付けができていないからではありません。
今回は、実際に「引っ越し後、再度ご依頼をいただいた」
アパート収納の 整理収納ビフォーアフター事例をもとに、その理由をお伝えします。

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引っ越し後に収納がうまくいかない理由

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このお客さまは、引っ越し前に、とにかく整理に集中!暮らしを整えるサポートを行いその後お引っ越しをされました。引っ越し後4ヶ月が経った頃、こんなご相談をいただきました。
空間のイメージと収納方法が合わなくて、
どうしても「位置決め」ができません
一見、散らかっているわけではありません。
(荷造りも荷解きもとても楽だったとのこと♪)
でも、
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毎回どこに戻すか考える
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収納用品をどう選べばいいか分からない
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片付けてもスッキリしきらない
これは、暮らしがまだ家に馴染んでいないサインです。
散らかっていなくても収納はうまくいっていないことがある
引っ越し直後は、
・家族の動き・生活リズム・モノの使い方が、まだ定まっていません。
その状態で、
・とりあえず入れる・空いているところに置く・今の便利さだけで決めると、あとから必ず違和感が出ます。
これは失敗ではなく、見直すタイミングが来ただけ。
定位置を見直したことで起きた変化

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今回のサポートでは、
「一気に完成させる」よりも、
✔ 誰が
✔ 何を
✔ どの頻度で
✔ どこに戻すのか
を丁寧に整理し、
定位置を見直していきました。
すると、お客さまからこんな声が。
散らかっていても、
私の頭の中で「どこにあるか」が分かるんですこのボックスに入れればいい、
ここを見ればいい、って分かっているから
すぐリセットできるようになりました
これは、
ママの頭の中にあった収納地図を、空間に移した状態。
結果として、
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リセットのスピードが早くなった
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心に余裕が生まれた
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片付けに追われる感覚が減った
と話してくださいました。
子どもがスムーズに動けるようになった理由

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子どもは、
すべてを把握していなくても、
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ここに入れればいい
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あそこを見ればいい
という「分かりやすさ」があれば動けます。
お客さまは、
片付けて、って言わなくても
「自分が片付けたいからやる」そんな気持ちの余裕も生まれました
とも話してくださいました。
収納は、
しつけのためのものではなく、
家族の動きを助ける環境づくり。
親子のやりとりにあった
小さなストレスが、自然と減っていきました。
買い物の仕方が変わった=暮らしの軸ができた
整理を進める中で、
手放すときの迷いや感情にも、何度も向き合いました。
その結果、
買う前に、
「どこにしまうか」を考えるようになりました買ったら何かを手放す、
という循環ができました
収納は、
モノをしまう技術ではなく、
暮らしの選択を映す場所。
無駄買いが減り、
お金と時間にも余裕が生まれたと話してくださいました。
ファミリークローゼットに感じた違和感

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印象的だったのが、この言葉です。
今時だから便利そうで
ファミリークローゼットにしたけど、
子どもが大きくなったらどうなるんだろうって思いました
これは後悔ではなく、
暮らしを見る視点が育った証拠。
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成長後の衣類の行き先
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個人スペースの必要性
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動線の変化
収納や間取りは、
今だけでなく、未来も含めて考えていい。
そう気づけたこと自体が、大きな変化です。
ただ、もう建てた以上、今の暮らしをどのように心地よく過ごすか考えていかなければなりません。
また、ここは少しづつ整えていくことになりました。
今回は「完成」ではなく、一度ストップ

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今回のサポートは、
「ここまでやったら完成」
ではなく、
また困ったら、
ライフスタイルが変わったら
その時にお願いしたい
という形で、一度ストップしました。
収納は、
一度整えたら終わりではありません。
暮らしが変われば、
収納も見直していい。
引っ越し後に収納がうまくいかない人へ
整ったのは、
空間だけではなく、
「自分の心地よさを、自分で選んでいい」
という暮らしの軸。
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散らかっても戻れる
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変化しても見直せる
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正解を探さなくていい
引っ越し後、収納がうまくいかないと感じたら、
それは失敗ではありません。
暮らしを整え直すタイミングが来ただけ。
暮らしを整えるサポートについて
引っ越し後、
収納がうまくいかないと感じたとき。
多くの方が
「もっとちゃんと片付けなきゃ」
「私のやり方が悪いのかな」
と、自分を責めてしまいます。
でも実際は、
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暮らしが変わった
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家族が成長した
-
家と動線が合っていない
ただそれだけのことがほとんどです。
私が行っているのは、
「正解の収納」を押しつけるサポートではありません。
このサポートで大切にしていること
✔ 一度整えて終わりにしない
✔ 今だけでなく、これからの暮らしも考える
✔ 収納より先に、暮らしの動きや感覚を見る
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どんな1日を過ごしているか
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誰が、どこで、何に困っているか
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何があると心地いいのか
そんなお話をしながら、
一緒に「戻れる軸」を作っていきます。
こんな方におすすめです
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引っ越し後、収納がしっくりこない
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一度片付けたのに、また迷いが出てきた
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収納用品を買うたびに不安になる
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子どもが成長して、暮らしが変わってきた
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「片付けなきゃ」から解放されたい
完成を目指すのではなく、
変化に合わせて整え直せる暮らしを大切にしたい方へ。
サポートの進め方
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まずは今の暮らしやお悩みを丁寧にヒアリング
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必要な場所・必要な分だけ整える
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定位置・収納方法・収納用品も一緒に検討
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無理に進めず、必要なところで一度ストップも可能
「困ったらまた戻れる」
そんな関係性を大切にしています。
最後に
整えることは、
自分や家族の暮らしを
大切に扱うという選択。
引っ越し後、
収納に迷いが出てきたときは、
「失敗した」ではなく
**「次のステージに進んだサイン」**かもしれません。
もし今、
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誰かと一緒に整理したい
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一人で考えるのがしんどい
-
暮らしを見直すきっかけが欲しい
そう感じていたら、
お気軽にご相談ください。
