その声かけ、自分にもかけていませんか?
子どもに向けた声かけって、実は自分自身にも向けていることが多いんです。
片付けの場面で、
「これ捨てるの?」「せっかく買ったのに」「無駄遣いじゃない?」
そんな言葉をつい口にしていませんか?
でもそれは、子どもにだけでなく、
自分にも同じように厳しい言葉をかけている証拠かもしれません。
■ つい言ってしまう…それは自然なこと
「言ってしまった…」
「またキツいことを言ってしまった…」
そんなふうに、あとで自分を責めてしまうお母さんも多いです。
でも、それはあなたが悪いのではありません。
それは、自分もそう声をかけられて育ってきたから。
気づいたら、自然と出てしまうようになっていたんです。
だからこそ、気づいた今が変わるタイミング。
意識すれば、言葉は変えていけます。
■ 人はすぐには変われない。だからこそ…
この話を聞いたあとで、また同じように言ってしまうかもしれません。
でも、それでも大丈夫。人はすぐには変われません。
「また言っちゃった…」と気づいたとき、
「それだけ染み込んでいたんだな」と、優しく自分を認めてあげてください。
■ 声かけの裏には、愛がある
お母さんたちが、つい厳しいことを言ってしまうのは、心配だから、大切だから、失敗してほしくないから。
でも、もし声が強くなってしまったなら、
「ごめんね」「お母さん、疲れてる」と伝えればいい。
それだけで子どもとの関係は、ぐっと柔らかくなります。
■ 親も人間。間違えても大丈夫。
お母さんだって感情があるし、間違えることもある。
だからこそ、親が「失敗しても大丈夫」という背中を見せることで、
子どもも「間違えてもいいんだ」と安心できるようになります。
■ 片付けを通して、心も整う
わたしが伝えたい片付けは、
ただモノを整理するだけではありません。
片付けを通して、
「どんな言葉をかけているか?」
「どんな感情があふれているか?」
そんな“心の整理”にもつながっていきます。
親子の関係も、自分との関係も、
少しずつ整えていけるように──
そんな想いで、わたしは日々、
片付けのサポートをしています。